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2007.03.17

世界遺産城下町、斜里町の今

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世界遺産登録された知床半島。行政でいえば斜里町羅臼町
先日、斜里町に行ってきたが、冬ではあったが自然(山や海)は厳しいながら美しく、街はどちらかといえば雑然としていた。左の写真は全然関係のないオシンコシンの滝。

 ウトロの街は現在国道の切り替え中だから言うまでもなく、ごちゃごちゃしている。まあ、昔ながらのお土産やホタテとかイカとか炉端焼きで売ってる店とかあってそれはそれで雰囲気あるんだけど。まあ純粋に都市景観と自然景観の調和をもうすこし考えたらという話し。
 旅行者の勝手な思いかもしれないが、斜里町の郊外にあたる国道244号沿いに行けば雪の斜里岳が借景となっているが、真っ赤なツ○ハドラッグの看板は違和感がある。
 せめて、オリジナルの彩度の高いカラーじゃなくてもう少しくすんだ赤色にできなかったものか。斜里岳とあわない看板はいっそのことぶちこわしたい衝動に駆られたりする。
 実際、思いの外天気が良かったので、青空をバックに白くそびえ立つの斜里岳や海別山を一緒にファインダーに納められる場所はないかと探して、小清水の道の駅屋上の展望台に登ったり、濤沸湖の北の丘に登ったりしてみたが、電線がじゃまになったり、残雪で阻まれたりしてなかなかいい写真が撮れない。ま、いい写真といってもスナップ写真だけど。
 それで帰りに女満別空港に案内するカーナビにおまかせで、網走市の西のはずれの農村の丘陵地帯を通ったとき、でーんと斜里岳があらわれた。しかも農村だから電線もそんなにないし。でもその時には、写真に納める暇がなく、ただただ目に焼き付けることに専念した。
 後で調べると「感動のパノラマコース」として地元では有名な道だった。
 やや専門的になるが、「単に美しい景観を守ろう!」とかけ声だけでは景観の保全には実効性がほとんどない。
 都市景観を形作っている家並みや看板には私権やさまざまな利害関係がからみ、さまざまな法律がからんで、身動きがとれなくなる例もある。実際に景観行政は対抗するハードルが多い。その意味で景観緑三法は2005年に制定されたのは日本の景観行政にもやっと弾みがつくかもしれない。
 ただ一つ思うのは現在の日本では私権があまりにも強調されすぎて、公共空間の価値-単に無形の価値という意味じゃなく、美しい景観が経済的な価値を生む可能性があることを含む-を見失って来た感じがする。
 斜里とかウトロとかは生産者団体の政治力も経済力も強かったからなおさらという感じがする。
 第一次産業は斜陽になってきたところに、知床が世界遺産に登録されたことだし、景観とそれを支える環境も生活スタイルもメシのたねになるきっかけをつかんだのだからもう少し変わるかもしれない。
追記:
Picasa web albumのテスト

070316知床

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