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2006.04.09

ストーンズ公演(あえて)と道民のメディア感覚

 Rolling Stones @ Sapporo Domeの熱病から回復してこのエントリー書くのに10日かかったわけだけど、その公演(あえて)のレポートは沼田町の久保元宏(44)さんの秀逸なしかも詳細なレポートをごらんいただきたい。
 このレポートはほんとにすごくて公演(あえて)の翌日、つまり僕の誕生日(久保さんの誕生日イブ)に世界最大のストーンズファンサイト"It's Only Rock'n"Roll"に投稿されてその日のうちにアップされた多分最初で最後の英語のレポートだ。

 こんなレポートにストーンズを恥ずかしながら高校生から(80年代)聞き始めた僕なんかが口を挟むなんておこがましい。しかしそれでも今回のストーンズ公演(あえて)は今まで生きて数限りないライブをみてきたうち、文句なく最高!!!エクセレント!!!信じられない!!!夢ならさめないで状態!!!だった。こんな経験を提供してくれたJCBチケットセンターHTB、そして何よりMiss Youが流れてきたとき、僕たちを席から離れたBステージのかぶり付きに誘導してくれた係員さんを始め関係者の方々には慎まず「ありがとう!!!」と言いたい。
 そして、何よりJCBチケットセンターによる北海道公演の先行発売のアクセスをあきらめかけたとき、「いま、つながるよ」と嫌いな携帯をかけてきてくれた久保さんには感謝。
 あれから、実は北海道の(特に)洋楽のビッグタレントの公演のときにいつも語られることだが、「北海道の人は文化に金をつかわないんだよね。」、「こんな好いライブなのに満員にならないのは北海道人として恥ずかしい。」という声を今回も何人の人から聞いただろう。
 僕が最初にそれと同じことを感じたのは確か89年か90年だったと思う。ティムバートンの大ヒット映画「バットマン」のサントラをやった頃のプリンスの真駒内屋外競技場の公演の時だった。その時はほんと情けなくなるくらい客がいなかった。だって、アリーナ席さえ半分くらいで、僕がアリーナ席の後ろ側に席とってたのだが、公演が始まると席離れてどーっと前に観客が詰めかけたとき、まるで巷のライブハウスのようだった。あれはさすがのプリンスも傷ついたんじゃないかと思う。87年にプリンス史上最高傑作「サイン・オブ・ザ・タイムス」を売りまくってノリノリだったころだ。
 それから札幌ドームの洋楽アーティスト公演は03年のエリック・クラプトン、04年のエアロ・スミス、イーグルスとさっぱり完売になったとは聞かない。そして北海道新聞の公式発表では今回ストーンズ@札幌ドームは30,000人だ。多分45,000人は入るだろうから、66%だ。まぁ、いいところじゃないかと思うのだ。
 だって、ロックはもともとマイナーな音楽。それに今回のターゲットの中心「オジサン」は年度末で決算期(僕は何で来られたかというのはおいといて)、しかも公演日1日違ってたというオマケまでついたんだから、立派立派。
 それより今後小子高齢化が急速に進む北海道において、団塊の世代、ポスト全共闘世代を大切にしていかないと興行ビジネスも立ち行かなくなっている。
 北海道は日本ハムファイターズのフランチャイズになるまで、「巨人ファン」とアンチとしての「阪神ファン」しかいないと言われてきた。少なくともそれが北海道では20世紀の常識だった。それも当然、だってメディアといえば、全国紙と北海道新聞、地上波しかなかったんだから。札幌は物理的に閉鎖的なマーケット、しかもメディアミックスもコントロールしやすいということで、ポップス、お菓子、飲料など先行発売して売れ行きを試すマーケッティング手法も90年代にかなり行われてきた。
 その手法がいまでも通じるかわからないが、一つ言えることは道民はメディアとの接し方が一元的なのかもしれない。今では地上波、BS/CS、インターネットなどがあるが、メディアとしての「口コミ」が異常に少ない。口コミは人口密度とリニアだからね。そういえば、メディアとの接し方が一元的だから、逆にヨサコイがあれだけ客を集められたかもしれない。
 ウェブ進化論ではないが、日本は北海道のロングテールに位置すると思う(笑)。しかもロックでさえロングテール化しているのだから、サイバー口コミのブログすら総動員して興行ビジネスをやるということも考えてはいかがでしょうか。
 

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コメント

>ロックの存続の問題でもあるんですね。
 というか、ロックについて一緒に語れるコミュニティがリアルな世界に無くなるという(mixiにビル・ブラッフォードのコミュニティまであるんだぜ)。
 それでもロックは無くならない、ストーンズが死ぬことはあっても・・・。なんかオヤジメンタルセンチになっちゃた。

投稿: akiller | 2006.04.11 01:00

Kさん。こんばんは。
42,393人も入ったんですか日ハム・・・。
それはそれでうれしいじゃないですか。
30,000人と発表してますけど、28,500人ぐらいだったと思いますよ。(笑)
サザンとかBzの方がすくなくとも北海道では集客力があるのですよ。だってストーンズの曲カラオケで歌ったり、着うたとかで聞かないでしょう。

投稿: akiller | 2006.04.11 00:52

単純によくわからないのですが・・・、
なぜ、今季北海道日本ハムファイターズの公式戦の開幕戦(しかも相手は楽天だ!)の観客動員数42,393人よりも、ローリング・ストーンズの観客動員数が少ないのかが、どうしても理解できません。

投稿: K | 2006.04.09 19:27

>小子高齢化が急速に進む

■少子化は、地元高校の存続(=今、「適正配置」というご都合主義の言葉に摩り替えられた「イナカの高校廃校→殲滅」の動きが自民党主導で6月の道議会に向けて作文&外堀埋めの公聴会ドサ回り中。)どころか、ロックの存続の問題でもあるんですね。
なんだか、大友克洋の近未来マンガ「ヘアー」(1979年)を思い出したよ。あれって、近未来にロックが禁止されるんだよね。禁止の前に聴く人間がいなくなるのか?

>メディアとの接し方が一元的だから、逆にヨサコイがあれだけ客を集められた

■北海道メディア独裁(=鎖国)の、おこぼれ(=チルドレン?)としてのヤンキー踊りヨサコイか(笑)。なーるへそ。

>サイバー口コミのブログすら総動員して興行ビジネスをやる

■Gyaoなどの顧客データにマッチングした広告の個別配信など、「人口ニーズ」とは別に、「密度ニーズ」は明らかにある、よね。
ストーンズだったら、後楽園よりもストーンズ人口の多い、吉祥寺JR駅そばの井の頭公園で野外ライブをするとか。
または、「口コミ」で絶対ニーズを把握してから、チケット料金を頭割りにすれば、今回のような超原始的な無料配布は無かったでしょうし。

投稿: 久保AB-ST元宏 | 2006.04.09 17:52

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