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2006.02.08

地上デジタルでしょ。

ここ読んで、NHKの行く末が人事ながら心配になった。

 にもかかわらず日本政府は地上波デジタル放送を必死に推進し、NHKはNHKで視聴料不払い者に対してスクランブルをかけて、放送が見られないようにしようという議論までしている。時代錯誤もいいところではないか。そんなのは私に言わせれば19世紀の議論だ。

 スクランブルをかけようがかけまいが、地上波デジタル放送になった途端に誰もが無料で見られてしまうシステムが登場するだろう。それを防ぐにはどのみちコピーガードをかけておかなくてはならない。つまり、ディジタルで受信した人が、サーバーに貯めてしまえば、自らが配信元になることが出来るのである。どんなにコピーガードをかけても、打ち破る輩が出てくるだろう。上述のように今でもアナログ受信したものを海外向けにエンコードして流している人がいるくらいだから。


 前半の話は地上デジタル構想の時から、うさんくさかったのでなんとなく納得できる。電波行政を司る総務省が、着うたなどコンテンツの容量などで、増え続ける携帯電話の電波帯を空けるために、効率の悪い地上波(VHFとUHF)を地上デジタルにして、UHFに一本化したのだという。
 双方向性とか画質がいいといっているが個人的には狭いリビングにどでかい薄型テレビなんておく気がないので、「どうせメーカーと政府が内需拡大のためにやってるにちがいない」と興味がなかったが、マンションの理事の関係でいやいや調べたほどだ。
 いまだ、NHKの橋本会長は、視聴料未納者に対して民事訴訟も辞さないとのたまっているが、訴訟のコストと視聴料のベネフィット的に成り立つとは思えない。つーか税金無駄遣いすなーと思う。
 NHKなんて契約書もないし、視聴料払わなくても見られるし、そもそも報道で不払い者の人数が発表されたから、付和雷同的に不払い者が増えたに違いない。最近、収入が減ったのをいいことにNHKアーカイブとか称して再放送ばかりやってるし、低予算のバラエティぽい番組が増えちゃったりして、ちょっと時期外れなデフレスパイラルを演じているNHK。地震や災害報道も民放でみられるし、インターネットなどもある。もはや風前の灯火状態か、NHK。
 かといって僕は、NHKが心底嫌いというわけじゃなくてヤングミュージックショーとか再放送したら永久保存版にしようとか、新日本紀行の再放送見て昭和はよかったなぁ気分に浸るとか、Nスぺは秀逸な番組が多いとか、昔のNHKには巨大コンテンツホルダーとして好きなところもたくさんある。逆にヨン様とか朝の連ドラとか紅白とか大河ドラマは視聴者にこびこびでどうも好きになれない。
 話は全然関係ないが、「通信と放送の融合」という抽象的な言葉がマスコミ中心に流行ったけど、これを民放の商品がコマーシャル・フィルム、ネットの商品はクリッカブルバナーであるという視点で見るならば、ドラマの最終回の一話前をテレビで放映しておき、最終話が来たら、URLを流しておいて「その後のヒロインにおきた物語」は、ネットでどうぞとかいって、DVD販売のボタンをさりげなく押してくれるのを待つとか、表と裏の物語、たとえば「5分後の世界」@村上龍を上手にドラマに仕立て上げ、裏はネットでどうぞとかくらいしか思いつかん。
 NHKは公共放送だから、この点でも分が悪いなー。

 大前氏の後半の話は、どうかなー。地上波デジタルとか言ってるし。地上デジタルかどうかは関係なく、スクランブルはずしの問題でもなく、ハードディスクの容量と価格の問題だったりして。
 僕も「スゴ録」で帯の番組を毎日撮っては消しやっているけど、ハードディスククラッシュしちゃったらどうしよう。DVDに高速コピーするのさえめんどくさいんだから、人間て便利さに慣れると怖いもんだね。

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コメント

これはあくまで私見であり、
ある意味偏った意見かと思いますが、
ここで問題になっている某テレビ局の
すぐそばの店でよく飲んでいて
その「内部」の人たちと話していて
感じるというか、
呆れかえってしまうくらい感心することは、
彼らが非常に牧歌的であり、
こうした「外部」で色々と
物議を醸していることに対して、
ほとんど関心も意識もないことです。

まあ、たしかに、「株式会社」でもないので
「営利追求」なんてしないわけなので、
貪欲になる必要性がないし、
そういう精神は、そもそもないような
土壌で育っていますから、
問題意識をもち行動せよなんていっても、
表向きには、それらしいことは言えても、
本音の部分では、
我が身の生活さえ確保出来れば
先送りしてもいいや!くらいのことにしか
思っていないのだと思います。

つまり、組織全体がどうなろうとも、
自分自身の人生の残りを
平穏無事に過ごせたらいいや!
という人たちが、けっこう多いのかな・・
という気がしてなりません。

所詮、地上デジタルになろうが、
受信料の支払いが少なかろうが、
基本的に自分たちの生活が守られ
確保されているというのが現状である、
ということだったら、
現実問題としては捉えず、
「対岸の火事」がたまたま近所であった
くらいの意識でしかないと
感じているのではないかと思われます。

なので、「内部」からどうにかしなくては・・
という自発的な機運があがる場合は、
そうした「内部」の人たちが、
生活を逼迫するくらいの減給になるか、
職そのものを失うくらいの
危機的状況にならない限り、
何にも気がつかないでしょうし、
多少気がついたとしても、
「なかったことにしておこう」的態度で
どうにか過ごせてしまうのが、
「内部」の人の現状なのかな・・・
という感じが見ていてします。

投稿: K | 2006.02.11 20:09

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