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2005.08.12

おまえ、研一か?えらい!

リンク: 企業リスク対策(第1回)[大前研一氏]/SAFETY JAPAN 2005 [コラム]/日経BP社.
 為替や株式にグローバル経済の時代がとっくに来ていることには誰も異論をはさまないだろう。
 じゃ我々日本人が摂取している食料は?
 食育と称して前近代的なイデオロジカルな教育に頑張っている人々は我々日本人が外国産の輸入食料・飼料の類が欠かすことが出来ないという事実を、もっと言えば、石油が明日なくなったら日本農業の死だという事実(あり得ないが高騰することは今現在起きていることだ)をきちんと教えているんだろうか。

例えば、食料危機は国家というものにこだわるから起こる。戦争が起きるのも国家にこだわるからだ。「いざという時に、日本に食料が入ってこなくなったらどうするのか。だから、食料自給率を上げる必要がある」というのが大方の発想だ。しかし、これは20世紀的なリスク管理といえる。私の考え方はその逆で、世界中から食料を輸入していれば、日本と戦争する国などないはずだ。

 例えばシンガポールに農地はない。しかし農民が一人もいないからこそ、日本より農産物が安い。世界中で最も品質が良くて安いものを自由に買ってこられるからだ。消費者の方が強いということは、経済学の教科書では当然のこととして書かれているが、こと国という覇権や権力や民族のプライドの話になると、「輸入していると弱い」という発想になる。

 しかし、我々が消費者に徹すれば、国も強いはずだ。世界中で日本に農産物を売り込みたい国はたくさんある。「世界最大の食料輸入国」ともなれば、ものすごい交渉力を持つことになる。そういう国に「いざ」という危機が本当にあるのだろうか。それが心配なら、リスクヘッジとしてアルゼンチンやオーストラリア、米国、カナダ、タイ、ベトナム、ウクライナなどに輸入国を分散すればいい。

 これらすべての国が日本への輸入を拒否することはまずない。そんなリスクなんて、一体あるのだろうか? あるなら、それは世界中の国が日本を嫌った場合だ。その可能性は限りなくゼロに近い。もしそんな国に転落するのなら、どのみち日本という国はいくら策を講じても救いようがない。こう割り切りさえすれば、日本は世界中で最適地生産ができることになる。

 他にもここに掲載されている大前研一のコラムを一通り読んで「我が意を得たり」という気になったからメモ。

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