« ETCのエイプリル・フール。 | トップページ | 変化に対応出来ない、チャンスを生かせない、これが貧しさである。 »

2005.04.04

米国産の牛肉がなくても困らないという調査結果がでたことについて

今朝の日経(紙面)より、「米国産牛肉の輸入が停止していることで、日々の食事で困ったことがありますか。」という問いに対して、
困ったことはない  85.5%
困ったことがある  13.4%
という結果になった。

 調査はマクロミルによるインターネット調査、調査日:3月25日〜27日、調査対象は20才以上の男女1,035人。
 ま、インターネットによる調査ということで、バイアスかかりまくりだが、おもしろい結果が出たように思う。
 日経は、日本に対する圧力と同じ禁輸をしている韓国のそれとの違いを「何でそんなに高飛車なんだ」と評する。一方で日本の市場で独特の位置を占めていた米国産牛肉が、長い禁輸期間で忘れ去られようとしている。

 オージービーフの台頭、豚肉の見直し機運と、牛肉文化の歴史が浅い上に、なければないで別の満足を模索する移り気なまでの順応性では、米国産牛肉が輸入再開を果たした頃、元通りに市場シェアを回復させるのは難しいと日経はアンケート結果から分析している。

現時点で米国産牛肉の輸入が再開された場合、購入したいと思いますか?の問いに
値段が安くても、購入したいと思わない  57.5%
値段が安ければ、購入したい       36.5%
50代以上の女性に限ると、買うのは2割で、買わない派が7割を越すそうだ。

 米国産の牛にBSE陽性反応が出たときに日本はすぐ禁輸措置を決めたが、安い米国産牛肉を売りにしていた焼き肉屋がばったばったとつぶれた。吉野屋も米国産牛肉にこだわり、結果大幅な減収に泣いた。
 外食産業がどうでるか。産地表示をして堂々と商売するか、ほとぼりが冷めるまで隠し通せるのか、いずれ、日経の分析が正しければ、あればあったで直なれるだろうという読みが成立するのではないか。

関連エントリ:だから、肝心のリスクの中身を説明しなきゃ。
 
 banner_04

|

« ETCのエイプリル・フール。 | トップページ | 変化に対応出来ない、チャンスを生かせない、これが貧しさである。 »

コメント

けんたさん、こんにちは。
この記事で学んだことは、消費者っていつも移り気なんだろうな、ということ。
%の数字は、参考までにとどめておく方が無難なんだろうと思います。
ただ、これをどういう目的で使用するかによって(例えば国内酪農団体など)とんでもない風評やらに発展する心配もあって、調査は目的に照らしたソースを選んで欲しいですね。

投稿: akiller | 2005.04.05 20:40

同じ調査業界のものとして、
調査属性・ユーザーわりふりが
人口動態とどれだけマッチしているのかが
気になります。
50代以上の日本の人口は
成人人口の過半を超えている現実を考えると
50歳以上の比率をどれくらいにして
調査したのかがすごーく気になります。

それと、外食利用者のユーザー特性との
比較も合わせてきちんと公表し
比較検証しないと・・と
ついつい職業柄、思ってしまいました。

投稿: けんた | 2005.04.05 01:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19542/3560795

この記事へのトラックバック一覧です: 米国産の牛肉がなくても困らないという調査結果がでたことについて:

« ETCのエイプリル・フール。 | トップページ | 変化に対応出来ない、チャンスを生かせない、これが貧しさである。 »