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2005.02.27

肥満を防ぐコメ?

花粉症・肥満防ぐコメ 遺伝子組み換え種、農水省重点開発へ/北海道新聞
引き続き農水省ネタ。

 農水省は二十五日、食べるだけで花粉症緩和や肥満防止などの効果がある「遺伝子組み換えコメ」の開発を、今後十年間で集中的に進める方針を明らかにした。除草や農薬散布の手間を省くなど生産者側のメリットを追求してきた遺伝子組み換え技術を、今後は消費者を意識した品種の開発にも振り向けることで、安全性などへの不安を持つ国民の理解を得る狙いもある。三月にまとめる農林水産研究基本計画に盛り込む。

農水省所管の農業生物資源研究所(つくば市)などでは、二○○三年に開発したイネの遺伝子組み換え技術を応用して、十前後の品種開発を進めている。中でも花粉症緩和米は、今春にも研究所内の隔離水田で野外栽培実験を始め、早ければ三年後に試験販売を始めたい考えだ。花粉症アレルギーの原因となるタンパク質を作り出す遺伝子をイネに組み込むことで、日常的に食べるだけで症状を緩和できるという。

健康増進用では、血圧を下げる効果のある血圧調整機能米も隔離農場での試験栽培のめどがついている。体脂肪の燃焼を促進する肥満防止米、細胞を活性化させる老化防止・疲労回復米の開発も進め、健康補助食品ブームに乗って、コメの消費低迷に歯止めをかけることも期待している。

このほか家畜の成育を促進する飼料用栄養強化米、イネの生育に不適な乾燥地帯でも栽培できる耐乾燥米や耐塩害米、土壌中のカドミウムを吸収する環境浄化用イネなどの開発も進めている。

ただ遺伝子組み換え作物の栽培は、環境への影響や食品安全性の面で厳格な審査を経ることが前提。国民の間では不信感や反対論も根強く、道も屋外での栽培を規制する条例案を二十三日開会の定例道議会に提出している。厚生労働省も花粉症緩和米を「(臨床実験に多くの時間が必要な)医薬品として扱うべきだ」と主張。省庁間の調整も必要で、機能性米の実用化には課題も多い。

これって北海道の検討しているGM作物規制条例と矛盾してね? 遺伝子のことはよくわからないけど、危険性も安全性も確認されてないのは知っている。牛肉輸入問題と同じく正しくリスク管理して欲しい。前に立花隆も本に書いてたんだけど、どうせウンコになってでていくんだからGM作物規制は意味ないってそりゃ乱暴すぎるぜ。

 血圧調整米・肥満防止米・老化防止米・疲労回復米はたまた花粉症防止米、よくやるね。本当に医療効果が確認されているんだったら、医薬品として扱うべきだという厚生労働省の主張はもっともだ。しかし、規制のためじゃなく、本当に効果を求めてやるんだったら、めんどくさいことやらないでタンパク質混ぜればいいんだったら、花粉症防止パンとか花粉症防止パスタとか、すぐにでもつくれそうだ。
 それにしても、農水省が、ここまで、ブームに乗っかった動きをするって、GM作物に反対している科学的でない消費者団体の目をそらすため、イメージ戦略を演出してるんじゃないか、と勘ぐりたくなる。

追記:05.02.28
大いに参考になる2つのエントリ
「幻影随想」"GM作物の栽培に罰則を科そうとする北海道"
「京都女子大学現代社会学部 平川研究室Blog」"北海道GM規制をめぐって"

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コメント

私も気になった。こんなに多機能なお米を遺伝子操作で作り出して植えていたらいずれなんかの拍子に自然交配された新種が出てきて遺伝子問題になりかねないですね。

投稿: ヒカル(v^-^) | 2005.03.01 00:11

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