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2005.02.15

牛肉輸入再開に思う。

米業界の風雲児からコメントが来た。

私の記憶が確かならば、吉野屋はかなりの割合で、北海道米を使ってるはずだ。吉野屋の社長のコメント(道新)にもあった。

 そこへ来てこのコメント。だいぶん前(04.11.14)のエントリに対するプロのご意見を頂いておそれおおいことこの上ない。

 もともと誤解を恐れずに言えば、北海道の農民と他の地域で中山間地域の農民はまったくといっていいほど実は利害が一致しない。なぜならすくなくとも80年あたりから、北海道の畑作農家・稲作農家・畜産農家も過度といってもいい競争にサラされている一方中山間地域は保護されすぎていて生産性が低く、日本の食料の面から見てもなんら貢献していないからだ。
 これが、私が道州制を支持する一つの理由と言っても差し支えない。理由は族議員の排除であったり、農地関連法・農水予算をもっと消費者重視に変えること、全国一律の減反政策に対する疑問だったりする。

 族議員その他癒着団体が暗躍して、今回の米国BSEに派生して全頭検査を断固求める代わりに、時間稼ぎ(あら稼ぎ?)をしたとは単なる邪推だが、もともと肉業界はうさんくさいことこの上ない。

 で、少なくとも消費者は、今回の一件で一文の得にさえなってなーい。かえって牛肉は高くなるばかりか、一部の牛丼は全く食えなくなり、その代わり、豚丼はまずい思いをして食わなければならないし(笑)。

 どこかで吉野屋の店内に車でつっこんだ馬鹿がいたが、これは「なんで1日だけなんだ」という怒りの一人デモと言えなくもない。突っ込まれた店もケガした人もいい迷惑だが。

 ま、北海道や東京ではジンギスカン・ブームがきたと騒いでいるが、羊の肉だってずっと前から8,9割はニュージーランド・オーストラリアからの輸入だって消費者の常識になる日も遠くないだろう。ちなみに私は「白樺」のジンギスカンが好きだが。残念ながらジンギスカン定食もあるけど、やっぱりビールでしょう。

 札幌発で米使う料理といえば、スープ・カリー(スープ・カレー)だ。富良野当たりがカレーこそ究極の地産地消っていってるけど、問題のカレースパイスは?などと突っ込んじゃだめ。
 スープ・カレーも某大手掃除用具のレンタル会社が全国展開をやり出せば、もうブームもへったくれもない。悲しい限りだ。しかし、値段は抑えめにするだろうし、米自体の特性も北海道米が優位になりそうだ。

 って、答えになってない? コリャ失礼をいたしました。

> 米の消費のために、「牛肉を輸入せよ!」と言い出すのも滑稽でありながら、悲しいことです。
・・・これが、北海道と他が利害が一致しない理由でもあります。

> 日本では、毎年、米の消費が50万トンづつ減っています。最近のテレビでタレントが口を揃えて言う「炭水化物抜きダイエット(ローカーボダイエット)」が、さらに普及すれば、今年はさらに米の消費は落ちるでしょう。

そりゃ飽食で脂肪ブクブクで、炭水化物喰ったらさらに太るの目に見えてますからー。残念!アメリカのダラスあたりのデブを見ると末恐ろしくなります。

> 今、米農家にとって最も大きな「敵」は輸入米ではなくて、日本国民の「米離れ」なのですね。
> 先にあげた「リーズナブルな牛肉をもっと作れないものか」という意見は、そのまま私たちの米業界にも響く言葉です。

実は、立花隆の「農協」の受け売りですから。しかし、畜産農家と稲作農家も利害が微妙に一致しないですね。勉強になりました。

> 「日本人の国民食」がマクドナルドになっても私はかまいませんが、その時であっても、毅然として自分たちが食べているものに対して「誇り」の裏づけが欲しいものですね。

ここでも、第二の敗戦ですか。知っていると思うけどアメリカは盛んに中国へ牛肉の売り込みを何年か前からはじめてます。もともと豚肉を好んで食べる国なんですね。日本に対する今回の米国のゆとりある(?)態度も実は中国があるから、ではないでしょうか。その戦略は一目瞭然、実は穀物メジャーの仕業、牛肉1kg育てるのに7kgの穀物が消費されるそうです。

来るべき食糧危機にそなえ、我が家では食べず嫌いは許しません。何でも食えるようにするのです。(笑)

参考:株でとりあえず1億1851万円目指す

追記:すき焼きが庶民の食べ物になったのは明治中頃。
        寿司が庶民に食べられるようになったのは江戸時代末期
        吉野屋創業は明治32(1989年)。チェーン店進出は70年代中頃。
        マクドナルドの第一号店出店は昭和46(1971)年7月。

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コメント

こんにちは。strawさん。

>アメリカ牛肉は危険で、北海道牛肉は安全です、とか米とか大豆とか、キャンペーンを打つのは今だと思うんですが、何かやってるんでしょうかね。。。。残念ながらあんまり見たこと無いんですが。

ハッスルハッスルとかJ-meetでつまんないCMをやっていたような(笑)。いずれにしても農協が外国産小麦とか平気で輸入する時代だからなにをかいわんやですよ。

投稿: akiller | 2005.02.17 18:23

「中国の食品輸入超過」のニュースや、「北海道でも生産出来るコシヒカリの新タイプ開発」のニュースを見るにつけ、好むと好まざるとに関わらず、北海道の食料生産に対する見方は、今までとは変わってくるように思います。温暖化により日本本土では今までのような米生産が不可能になるという説を唱える人も居るようです。実質・イメージ共に質の良い食料品を極東アジアで生産出来る場は北海道しか無くなってしまうかもしれない、というチャンスにあるわけです。
このチャンスを生かせる感性を現場が持っているかどうかは分かりませんが、とにかく頑張れ、と言いたいです。アメリカ牛肉は危険で、北海道牛肉は安全です、とか米とか大豆とか、キャンペーンを打つのは今だと思うんですが、何かやってるんでしょうかね。。。。残念ながらあんまり見たこと無いんですが。

投稿: straw | 2005.02.16 21:00

こんにちわ。コメントありがとうございます。
> 自分の国の食物を蔑ろにしている国は早晩自滅するだろう。(と言ってみる)
同感。ただ、農業をやたらめったら保護するのも自滅です。国際化の中で日本が戦略をもたなければ。閉鎖的な農村・農業委員会は変わりつつありますけどまだまだだと思います。
畜産農家で平均500万手取りをとるのに、設備投資が5000万から1億円かかるなんて笑っちゃいます。世襲がまだまだ大半なわけです。

投稿: akiller | 2005.02.15 20:52

こん●●わ。

自分の国の食物を蔑ろにしている国は早晩自滅するだろう。(と言ってみる)

今の政府の政策を見ているとド田舎におおよそ農業と関係のない施設を建てることが「農業振興」だそうで、全然その趣旨と違うような気がするんですが。。。

もっと今の農家が生活できて自由に農業が出来るようにして、生業として成り立つようにしなければいけないだろうし、新しく農業をしたいと思っている人に対して援助を行うことによって農業が盛んになるとおもうのですが。。。

投稿: Kuma@ffk.net | 2005.02.15 19:24

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