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2004.05.21

高遠氏のしたこと。

灼熱のイラク戦場日記 4月12日/Web現代

  マスコミは筑紫も田原もガタガタで、取材源を放棄した非戦闘地域の報道は激減。出てくるのは写ってるやつも撮ってるやつも狂った変態写真だけだ。人質事件はマスコミ的には終わり、次のスキャンダルをねらってる。

 そんな5月20日。

 アブグレイブも宇都宮も国会も所詮テレビの中だけの「お話」になっちゃった中、音声だけの原稿朗読。NHKから買って流す民放(高遠氏は、5月20日、北海道新聞とNHKに限定したインタビューを受けた。しかも、カメラなし、あらかじめ用意された原稿を読むという、異例の形式。)。

 やはり、理屈じゃないよ。どう考えたって痛々しい。

 Web現代もエロばかりじゃない。高遠氏の「決していばれたもんじゃあない」らしい、実績についてのルポを一部抜粋。

子供たちが高遠さんに寄せる信頼は、絶大なものでした。彼らはみな一様に口にします。「ナホコはいつ戻ってきてくれるんだ」、と。それがいかに大変で、大したことであるか、話を聞きながら考えていました。  ストリートチルドレンが他人に心を開くということは、容易なことではありません。偽物の善意はすぐに相手に伝わり、拒絶されてしまいます。全身でぶつかっていかないと、このような信頼は得られないでしょう。  聞けば、彼女は子供たちに食糧を持って来て、一緒に食べていたそうです。また、シンナーを吸っているのを見つけると本気で怒ってくれたそうです。  30分ほどの取材を終えた時、ナビールの顔が今度は怒りに震えていました。  どうした、ナビール? 「小野さん、私はこんなにイラクの子供のためにやってくれているナホコを誘拐した犯人が許せません。いますぐアルジャジーラに行きましょう」  アルジャジーラ? どうして? 「いま撮ったビデオを放送してもらうのです。そうしたらナホコを誘拐した犯人も絶対に後悔して彼女たちを解放するはずです。お願いです。一緒に来てください」  彼の真剣な表情を見て、わたしはとてもノーとは言えませんでした。  車でアルジャジーラの支局があるホテルへと向かう途中、アルジャジーラがこのビデオを放送することはないだろうと確信していました。子供たちのインタビューで高遠さんがどんな人だったかを伝えるというのは、残念ながら同局のニュース番組の枠からはみ出していることは明らかだからです。しかし同時に、そのような冷静な判断をしている自分を情けなくも感じていました。 (中略)  また同じくサマワで失業者を集めての懇談会を行った時のこと。  仕事が欲しいと一方的に主張する失業者に対して、高遠さんはまたもやキレたそうです。 「ふざけるな。あれくれ、これくれと言ってるんじゃなく、自分たちで主体的に動かなくてどうするのよ。今のあなたたちは物乞いと一緒よ」と。  その言葉に失業者たちは目覚めたといいます。 「そうだ、僕たちは物乞いじゃない」 「僕たちは自立したいんだ」  などの意見が上がり、最後はみんなで頑張ろうと変わっていったのだそうです。 「高遠さんは、人間のプライドを大事にしながら自立を勧めていくんですよ……」  そのビデオジャーナリストは語りました。

 一方、4月19日のルポでは、こんな恥ずかしい話もでている。ただし当の大使館員に裏付けは行っていない、とのことだ。

 じつは今日、わたしは彼ら日本人人質の解放に尽力した人物に会ってきました。そして日本人として非常に恥ずかしい思いを味わいました。  後の2人の解放に立ち会った日本の大使館関係者、彼に向かってなんと言ったと思います。 「日本政府はあなたがたの組織を通じ、ファルージャの人々に金を贈るか、街に対して経済的な援助をしたいのだが」  ですよ。  それに対して解放に尽力した人物はこう返しました。 「人質問題を金で解決したかのような行為は断る」  誤解しないようにしてくださいね。これって、解放前の交渉じゃなく解放時に交わされた言葉です。

自己責任論の「理論」に反駁できる「理論」は、おそらく、ない。
 しかし、いつから、こうもみんながみんな、昔懐かしい学園ドラマのくそまじめな学級委員みたいになっちまったのか?
 茶の間で鼻くそほじりつつノウノウとテレビを見てる小市民、おまけにこの事件でお足をいただいた似非文化人らは、なぜそんなにえらそうにできるのか?

 それが未だにもって、さっぱり、わからない。
 

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2004.05.20

エルビンジョーンズ、逝く。

E・ジョーンズ氏が死去 「ドラムの神様」/共同通信
北海道は常呂町にも数回来てくれたことがあった。
本当に神のようなドラマーだけに残念。
リズムキープしながらの、採譜不可能な、雷のようなドラムロールをもう一度聴こう。

【ニューヨーク19日共同】ジャズファンから「ドラムの神様」と呼ばれ、人気を博した米国のジャズドラム奏者エルビン・ジョーンズ氏が18日、心臓病のためニュージャージー州の病院で死去した。76歳。AP通信が報じた。  ミシガン州出身。1960年代にジョン・コルトレーンのカルテットに加わり、うねるような独特の奏法を編み出した。  親日家でたびたび来日。妻のケイコ・ジョーンズさんは長崎県出身で、88年から半年間、長崎市にも在住した。来日公演も数多く、広島と長崎ではチャリティーコンサートを開き、収益を被爆者に贈るなどした。(共同通信)


http://www.nytimes.com/2004/05/19/obituaries/19JONE.html
http://www.drummerworld.com/drummers/Elvin_Jones.html

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GWをずらさないで、増やしてよ。

GW、北海道は1カ月遅れに 知事が小泉首相に「提案」 - asahi.com : 政治

北海道の高橋はるみ知事は8日、道内視察に訪れた小泉純一郎首相と千歳市の新千歳空港内で会談した際、「北海道はゴールデンウイーク(GW)中も寒い。(休みを)1カ月後にずらすようにできないか」と要請した。北海道への地方分権を先行的に実施しようとする道州制特区構想の具体例として、知事が首相に提案した格好だ。(時事) (05/08 21:21)

ちょっと前のニュース。イラク派遣第二団の激励に訪れた小泉首相にはるみちゃんが提案。
札幌ではゴールデンウィークの天気が良くないことが多く、仲間内ではそんな話をしたこともあったっけ。これ、メリットとデメリットを考えてみると、

【まず自分。】
・GWに皆が行くところには行かない。せいぜいが花見。たぶん、6月になっても混むところには行かないだろう。だから、どっちでも良いのだ。
・しかし、下のように考えると、ピークが分散して、前より混雑が減るかも知れない。

【じゃ、他の人、業界は】
・輸送業界(航空機・鉄道)はどうなるか。全体のパイから行って、6月は通常料金だろうから、道民が道外に行く、また遠出するモチベーションが増す。その代わりGWは控えるだろう。
・宿泊業界はどうでるか。GWはほとんど道外客だけで勝負することになりそうで、大変だ。早速料金改定(値下げ)しなくては。次いで、道内客向けに6月に勝負をかける。当面、客数が読めず、強気の商売ができるかどうか疑問だ。それで、1+1=2にならない場合だってある。労働強化につながりそうだ。
・海外旅行業界はどうか。北海道からの海外旅行は成田経由が多く、ピークをはずせて、GWより安い料金で行ければ、メリットになる。

・・・結果的に、道民の足が道内観光地から遠のくのでは、ないかなぁ。

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2004.05.18

地方自治体としての東京。

「地方分権改革に関する東京都の基本的見解」(概要)
東京都も地方自治体であるってことを改めて気づかせてくれる見解。
大都市対地方という図式は間違い!という力強い言葉、これはたぶん経済の面からすれば、私も賛成。

しかし、しかしである。

4.の再配分の数字を是正すべきという主張だが、ここにやはり地方対大都市の対立要件を持ち出してないか?
北海道だって、札幌圏の1人当たりと過疎町村の1人当たりでは、負担と配分が逆転する場合がある(いちいち計算しないが)。
でも、東京都の経済は何も再配分なしに成り立つ力強さがあるのでは?とも思う(前知事が残した膨大な借金もあるらしいが)。

北海道にはトヨタもなければ、松下もない(が、それは北海道のせいでも、ない)。

首都圏・中部圏・近畿圏という大都市圏が元気になることが日本を元気にするのは、間違いないが、行政投資の役割は、依然大きいということなのだろうか。

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北海道の雪はいらんかえ〜?

北海道の氷で首都圏冷やそう 冷房用、苫東から輸送 産学官、実証試験へ/北海道新聞
ちょっと久々に愉しいニュース!
北海道は完全に入超なため、多くのコンテナは空荷で首都圏など本州に返されている。とってもムダだ。それならば苫小牧港で氷をつくって、コンテナに突っ込み、首都圏の港の近くのビルの冷熱に利用してもらおうって話だ。これはいい!面白い!がんばって!!
あえて注文(何)すると、コスト管理は厳しくやって欲しい。へたすると青森・岩手・秋田・新潟など豪雪地帯に持って行かれちゃう。

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大人げないよ。

道州制提案書 道庁内足並み乱れ 建設部など発注部門、意見集約なく不満/北海道新聞
つまり、道新は不満があることをわざわざ記事にしたわけだ。頓挫させたいのか?道新?
一方、「意見を聞かれない」と不満をいう、と記者に訴えるのもどうか、と思う。
道庁内に「聞かれなければ意見を言わない」という風通しの悪ーい組織風土があるのであれば、直した方が良い。

現場の意見は、貴重だと思う。例えば・・・。
■国が行う農業開発と道が行う農業開発は何が違うのか、違うとすればそれぞれの一体性連携性はどう確保するか?但し、補助率がお得とかそういうのはなしとして・・・・。
■地域の道路はどんな風になるといいのか、それを実現するために国道・道道をいつまでに整備すべきか?また機能の重複はあるのか、ないのか?(*)
■川は一本。道が管理する部分と国が管理する部分があるけど、ちゃんとお互いに雨量データとか水位データは共有されているの?

など、ちょっと抽象的だけど、発注部門(道路・河川・農業など)で分野内の現場だからこそ、よくわかってる問題は結構多いはずだ。
大きなビジョンは大切だ。しかし、具体的に北海道が良くなるかどうか、活性化を妨げている「縦割り問題」って具体的になんなのか、ということを例示するなり、代案・試案を大胆に提案してくれれば、「道州制っていいね」という世論も盛り上がろうというもの。
「上書き権」なんて、知ってる人はいるのか?ってことだ。

*例えば、3ケタ国道なんて、もともと主要道道だったものが国道に昇格!って例が多い。これまで一生懸命国にお願いしてきたのに、簡単に手のひら返すわけにもいかないって事情もありそうだ。他に国道に並行して事実上一般市民が使うバイパスになっている農道も変だ。

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