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2004.05.07

あの記者会見は・・・?

現代リスクの基礎知識〜イラク人質事件 - nikkeibp.jp - 専門家の眼
 このコラムには、さすがリスク管理の専門家の視点が生かされていて、結構納得できるものがある。
 そうすると次に出てくる疑問は、あの人質事件発覚後の記者会見は、政府(外務省)との接触や下打ち合わせなしで行われたのだろうか?ということだ。つまり、人質の家族が「自衛隊撤退」を叫ぶことは、事前に把握できていなかったのか。
 この点、林氏も「通常会社員だったら企業が情報収拾などの窓口になる」と述べている。もっともだ。今回フリージャーナリストにボランティアだから、「窓口」すらなかった。
 情報が瞬時に世界を駆けめぐる現在、今後の海外人質事件では、丸腰で家族にお話させない方がいい。
 それと、北海道東京事務所が拠点を提供したことは、私は一つの「愛ある配慮」ということで賛同したい。しかし、応援FAXの番号を公表してしまった家族はもちろん、マスコミ対策が甘かった。

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ビジョンはあまり見えない。

分権型社会のモデル構想の基本的考え・主な論点(案)
「III 道州制での地域の暮らしや経済の姿」とあるので、読んでみる。
<基本的な考え>
○地方分権を推し進め、道州制を実現させるねらいは、道民一人ひとりが「ゆとりと豊かさを実感できる」地域社会を、地域が自らの手で創り上げていくことである。
<主な論点等>
・地域にかんすることは、地域で決めることができるようになる反面、地域には大きな責任が生ずることとなる。
<基本的な考え>
○その地域社会とは、どのような姿なのか、また、そのためには、ふるさと北海道の持つ様々な力をどのように未来につなげていくかといったことは、北海道に住む私たちが考えなければならない重要なテーマと考える。
<主な論点等>
・道州制へ移行した場合、各分野でどのような変化が生じることとなるか。

・・・・「地域が自ら創り上げる地域社会」「地域には大きな責任」「どのような姿かは私たちが考えなければならない重要なテーマ」・・・・?
何か、禅問答のようだ。

続けよう。

<基本的な考え>
○私たちに身近な事柄を私たちの「ものさし」で決められるようになる。
[例示]
・高齢化が深刻で路線バスの撤退が進むA町では、「道路整備よりも住民の足の確保を充実させたい」などというような地域での「施策選択」が可能となる。
・積雪量が非常に多いB町では、「堆積スペースを十分とった道路を整備したい」、野外教育や自然教育を重視するC市では、「公園の中に保育所や小学校を建設したい」などというような地域での「事業の実施基準」の設定が可能となる。

 うーん。本当に市町村はそんな風に考えるのだろうか。っていうか、市町村の問題にしちゃうの?ってことだ。
 ひもつき補助金でなく、自由裁量ができる包括的な配分を活用して、A町は「福祉の町」、B町は「医療の町」みたいなまちづくりができる、というような示し方をしてくれないと、今ひとつインパクトに欠けるなあ。
 も一つ、このことを浸透させていくと、結局北海道の交付する補助金こそ「ひもつき」でないものにして欲しいって話にならないか?
 そういうセコイ(失礼)話でなくって、北海道として考えるならば、例えば交通運輸の資金を新幹線・高速道路・港湾・空港に自由に配分できる、というようなダイナミックな話をしては、差し障りがあるのだろうか。

 その他にも「北海道らしい」とか「チャレンジ型施策」など一見もっともそうだが、よーく考えると意味がわからない言葉づかいが多い。
 「北海道らしさ」とは何か、ということが書いてない。「全国的画一基準」に対する「北海道らしさを発揮できる基準」って何だろう。
一方で、チャレンジに対してリスクをサポートする、なーんて軽く書いてある。
拓銀の破綻を経て、私たちが反省すべきは、単にリスクを取るってことでなくて、リスクに応じたチャレンジをするってことじゃないのだろうか。最初からリスクをサポートすると甘言ならべて、むやみやたらにチャレンジされたらたまったもんじゃないでしょ、と突っ込んでみる。

 きっと、「こんなもんはいらん!その代わりこれをくれ!」ときっぱり言い切れないつらさはあると思う。北海道(に限らないけど)の事業部局が国の省庁対応で系列化されてきたから、道州制を謳うことは、身を切ることにもつながってしまうのだ。
 でも、そこを突破しなければたどり着けない。この書類に勇気を持ってチャレンジすべきと書かれていることは、とりもなおさず、東京都に次ぐ予算規模と人員を誇ってきた北海道の身の振り方を決めるってことでもあるのだと思う。

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大切な川の「ごみ」

ホッチャレが海から森に栄養運ぶ−道立林試調査/北海道新聞
ホッチャレとは、河川に遡上し産卵活動をしたサケの死骸。
確か、「ホッチャル=捨てる」という道産子弁が語源だったと思う。サケの上る川の近くでは、大量のホッチャレは腐って悪臭を放つことから、嫌う人も多かった。
道立林業試験場道南支場の調査でわかったのは、サケのホッチャレからでる養分(窒素系)が河畔林の栄養になっていたこと。
河畔林と川、そして海がサケの運ぶ養分でつながっていることを立証するデータは貴重だ。
サケは、秋に母なる川を上り、自分の生まれた地点にきわめて近いところで産卵する。産卵場所はふ化に必要な暖かい地下水がわき出て、砂利があるところが選ばれる。砂利は卵を保護するために必要なのだ。
生まれた稚魚はしばらくおなかの栄養(いくらのオレンジ部分)で育つが、その後は、河畔の小さな虫やプランクトンを食べて育つ。
そういった小さな虫やプランクトンは、河畔林の落ち葉やホッチャレが微生物で分解された栄養分によって育つと考えられている。
川を下った後は、3,4年かけて数千キロを回遊し、海中のプランクトンなどをたっぷり食べて、脂をのせて戻ってくる。脂はもちろん、体内の卵を育てるための贅肉だ。
川を上るサケは、卵への養分の提供と遡上に力を使うため、脂が少なくておいしくないと言われている。
そんなサケを釣るのはほとんどの場合違法だが、釣り人の目的は「イクラ」なのだ。
サケが上る川には、農業用水の取水のための「堰」が無数に設置され、サケの遡上を阻んでいる。また、河川護岸や河床はコンクリート張りになって良好な産卵場所がどんどん姿を消してきた。河畔林も開発のやっかいものとして伐採されてきた。
古くはアイヌ民族にとっての「神の魚」、貧しい時代は道民の貴重なたんぱく源、そして国を挙げての増養殖が「大成功」した結果、豊漁がつづき、またノルウェーあたりから生でも食べられるサーモン(サケとは違う)が輸入され、今ではずいぶんと値が下がっている。しかし一方道産のサケの魚体もだんだん小さくなっている、という話も聞いたことがある。でも道産のサケには、抗生物質は使われていないのだ。
そんな現在ではあるが、昔のようにサケが上る川を取り戻すことの今日的な意義を考える時が来ていると思う。
千歳サケのふるさと館のホームページ
http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/
標津サーモン科学館のホームページ
http://www.shibetsu-salmon.org/

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2004.05.06

年金って。

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厚生労働省の統計(年金制度基礎調査「厚生年金保険障害厚生年金受給者実態調査」:平成12年)では、年金受給者の年収は、年収200〜300万円を中心とした山型の分布に見える。
image006.gif
これを各世帯収入ランクの中間値をとって世帯人員で加重平均して並べたのが次の図だ。
世帯収入の高い層へ行くに従って一人当たりの年収も上がる傾向だ。年金収入を当てにしなくても生きて行けそうな層が、確実にあるように見える。

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■ハゲタカは飛んでいく

1ドル200円時代を妄想してみたくなります。や、北海道にとって。これは、北海道独立論にも通じるのですが、今より倍近く円安になれば、北海道はどうなるか。輸出が好調、輸入が不調ということです。
しかしそこには日本市場における生産者・供給者としての北海道という見方が必要です。
輸出(移出)ということで言えば、道産の農水産品の国内競争力が向上します。だいたいが例えばアスパラで言えば、フランス産100円、中国産80円、地物が150円てな具合です。これが、どうなるか。もちろん地物の原価の中には輸入依存のもの、例えば大きいのが石油ですね。これがあるから安くはならない。しかし、輸入品は安くなる。総じて価格競争力は増しそうな予感。価格だけでなく、食品としての安全性(農薬等々)とか栄養価という面がクローズアップすれば、売れそうです。
他に外貨が優勢になれば、旅行需要が北海道に向くことも考えられます。今、東京発着では、北海道旅行は下手すると韓国やグアム・サイパンと同等か高くなるケースもある。これが変わります。
急激な円安は、輸入依存からの脱却期間とのタイムラグにより、いろいろ「痛み」もあろうと思いますが、製造業の国内回帰だったり、さまざまな関連資材等々の国内生産の可能性も広がるので、「円安は北海道にとってプラス」といいたいところ。
「ハゲタカは飛んでいく」/ラリー・S. ジュニア著/実業之日本社/¥900

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2004.05.02

端午の節句にいかがでしょ。

五月五日には、みんなでこの唄を歌いましょう。

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知らなかった。

太陽系外惑星の10%以上に海、地球外生命の存在示唆/読売新聞
知らなかったというのは、もちろん、今回の発見のこともそうだけど、宇宙科学者が、太陽系外惑星の存在可能性を一旦はあきらめたということと、ある惑星の発見によって、「太陽系」のモデルに目を奪われたあまりにあきらめたはずの惑星がやっぱりあった、ということ!
僕は、あるのが当たり前のように研究が進んでいると思っていた・・・。
その上で、10%以上に「海」なんて!

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