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2004.02.19

そんなに必要な道路なら税金でつくるべきいう議論(1)

なんと、新直轄方式の道路は通行量が無料になるという。

民営化推進委員会の最終報告の主旨が骨抜きにされつつある.
本来、借入金によって道路を造るということは、償還を前提とする投資事業である.
現在の40兆円の債務は返す見込みがないことから、この投資事業は失敗したことになる.
であるから、この投資事業をなんとか清算しなければならない.せっかくの投資はもくろみ通りに生かされなかったことになる.それは国交省/公団とも「わかっていた」ことではないか.
民営化推進委員会の地位の弱さはあるものの、こうやって誰かが言い出さなければこのまま莫大な借金を残して結局うやむやに「公的資金」が入れられることになっただろうことは明白.
さて、その議論はどこに行ったのか.道路を作る方便の方にまた熱を入れている.
そこに出てきた新直轄方式.確かに破綻した官業に公的資金を入れるよりはまだましだ.
ただ、何かおかしい.有料道路はその利便を売る代わりに料金を払って利用者は料金以上の価値を得られればそれで納得する.利用されないのは、つまりそれほどのコスト負担力がないということだ.利用されない実態をさらけ出した路線は数々あるがそれを放置しての新直轄方式(何も「新」とは思わないが)
.今後、そういう道路は税金で作って料金はとらないという.
携帯電話などのように「どっちが得かよーく考えてみよう」という訳か.
すでに作っていて採算があわない路線は、たとえ料金を徴収すればするほど赤字になってもそれは続ける.
これから作ろうとして採算が合わない路線は、地方公共団体が15%の負担をして税金で作り、料金もとらない.有料と無料の接続部分には「ここから有料道路」という看板がたくさんたつだろうね.そして、無料道路はすいすいとみんな乗って、有料の直前で降りる車も出てくるだろう.なんだかぐちゃぐちゃだ.それでは地方のバイパス機能をもった国道はどうなるのか.違いは交差点があるかないか.
実質的な旅行速度(もちろん法定速度以上)では到達時間にたいして差はない.
これは、携帯電話の料金プランより分かりにくい.わかりにくくして問題の本質を糊塗している例は多いが、最たるものではないのか.

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